湯ノ丸高原 百体観音

■弥津の新張(みはり)から、旧鹿沢温泉(山の湯)まで約12㎞の間、
人家のない山間の険しい湯道を観音様を拝みながら、観音にみちびかれて安全を温泉に至る事を願って観音様を建て湯治に通う人々の道しるべにしたもの。
たどり着く先が寺や神社でなく湯治場で、しかも多様な観音像であるところのこの町石の特色がある。
■台石に「西国一番」と刻まれているのは、西国33ヶ所、坂東33ヶ所、秩父33ヶ所、合わせて100ヶ所の観音霊場を巡り功徳をつかんだ巡礼者が三霊場巡礼の功徳にすがり湯治の効能にあずかろうとした当時の人々が深い信仰によるものである。
                                 東御市教育委員会
百体観音の種類は、
六観音は、六道それぞれの衆生を救う六体の観音さまです。地獄道には聖(しょう)観音、餓鬼道には千手観音、畜生道には馬頭観音、修羅道には十一面観音、人間道には准提観音(不空羂索観音のこともある)、そして天道に如意輪観音の六観音です。